安倍首相、初訪問のキューバで首脳会談
安倍首相は、日本の首相として初めて中米のキューバを訪問している。去年、54年ぶりにアメリカと国交を回復したキューバと経済関係を強化したい考え。
キューバに到着した安倍首相は、革命以来2008年までキューバを率いたフィデル・カストロ前国家評議会議長と会談した。安倍首相が北朝鮮の核兵器開発の脅威について訴えると、カストロ前議長は「キューバでも広島・長崎の悲劇は広く語られている。キューバと日本は核のない世界をつくることで一致している」と応じた。
この後、安倍首相はラウル・カストロ国家評議会議長と首脳会談を行い、日本に対する約1800億円の債務のうち1200億円の免除や、日本企業のキューバ進出を支援することで一致したものとみられる。