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「二重国籍で首相・外相」禁止なし“問題”

2016年10月6日 12:40
「二重国籍で首相・外相」禁止なし“問題”

 参議院予算委員会で安倍首相は、二重国籍の人物が外相や首相になることを禁止する規定がないことについて、「問題点として存在する」と述べた。

 自民党・有村治子参院議員「大臣、副大臣、政務官というのは、行政府に入る方々であり、その人たちがはたして二重国籍であっていいのかどうか」

 安倍首相「外務公務員にはですね、二重国籍は認められていない。その国と国との交渉において、国益がぶつかる場合はあるわけでありますから、それはふさわしくないだろうということであります。しかし一方、外務大臣とか副大臣とか政務官、彼らもですね、交渉を当然するわけであります。確かに私は問題点として存在すると、このように思います」

 安倍首相は、首相も同様との認識を示したほか、国家の機密や外交交渉に関わる大臣や首相補佐官などを任命する場合は「二重国籍ではないことを本人が証明することも必要かもしれない」と述べた。