“拍手”問題ないとする答弁書を閣議決定
安倍首相が先月26日、衆議院本会議で所信表明演説を行った際に、自民党議員らが立ち上がって拍手をしたことについて、政府は問題はなかったとする答弁書を閣議決定した。
民進党の逢坂誠二議員は、安倍首相の所信表明演説について質問主意書を国会に提出し、「拍手をうながすような行為をしたのは適切だったのか」「安倍総理は猛省すべきではないか」などと政府の見解を求めていた。
これに対して政府は7日の閣議で、「安倍総理は海上保安庁、警察および自衛隊の職員らに心からの敬意を表そうと呼びかけを行ったもので、指摘は当たらない」とする答弁書を閣議決定した。ただ、自民党は先月、「きわめて異常な光景だ」などと抗議した野党側に対し、「適切ではなかった。総理と政府に伝えて注意する」と答えており、こうした対応とは矛盾する形。