自民党は党総裁の任期を現在の２期６年から３期９年に延長する方針を固めた。

　総裁任期の延長をめぐっては自民党内で３期９年とする案と任期の制限そのものを撤廃する案が検討されてきたが、自民党幹部によると、２５日までに３期９年とする方針を固めた。２６日午後、党所属の議員全員が参加できる全体会合で了承を取り付け、総務会などを経た上で、来年３月の自民党大会で党則改正を行う予定。

　これにより現在２期目で、２０１８年９月に総裁任期の満了を迎える安倍首相が次の総裁選にも出馬できることになり、２０２０年の東京オリンピック・パラリンピックを経て最長で２０２１年まで首相の座にとどまる可能性が出てくることになる。