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安倍首相、トランプ氏に米経済への貢献説明

2017年1月29日 1:58
安倍首相、トランプ氏に米経済への貢献説明

 安倍首相は28日夜、アメリカのトランプ大統領と就任以来初めて電話で会談した。この中で安倍首相は、日本の自動車産業などがいかにアメリカ経済に貢献しているか説明した。

 電話会談で両首脳は、東アジアの安全保障情勢について意見交換し、トランプ大統領は「日米同盟は極めて重要で、日本は大切なパートナーだ」と述べた。

 一方、安倍首相は、トランプ大統領が「日本はアメリカの車の販売を難しくさせている」などと発言していることを念頭に、自動車産業を含む日本企業がアメリカ経済にいかに貢献しているか説明した。しかし踏み込んだ議論にはならなかったという。

 安倍首相が、「大統領の一挙手一投足に、世界が注目していますね」と話すと、トランプ大統領は、「約束したことはしっかりやる。スタートが大事だ」と応じたという。

 また、両首脳は来月10日にワシントンで日米首脳会談を行うことで合意した。

 安倍首相「先ほどトランプ米国大統領と電話会談を行い、2月10日、日米首脳会談を行うことで合意致しました。経済、そして安全保障全般において、率直な意見交換をしたいと思っております」

 来月の直接会談では、在日米軍の駐留経費や今後の貿易協定のあり方などが焦点となる。