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籠池氏の偽証罪告発 菅長官が期待感 森友

2017年3月29日 15:21
籠池氏の偽証罪告発 菅長官が期待感 森友

 森友学園を巡る問題。証人喚問での籠池理事長の証言を巡り自民党が偽証罪での告発も検討していることについて、菅官房長官は29日、「真相究明の動きだ」として期待感を示した。

 菅官房長官は会見で、「言い合いを続けるより客観的な証拠を示すことが必要だ」と強調した。

 「証拠のない言い合いを続けるよりは、誰にでも分かる客観的な証拠を示していくことが必要であって、確かな証拠のもとに事実が解明することを期待をしたい」-菅官房長官はまた、与党や国会の調査に対して「政府として必要な協力は行いたい」と述べた。

 一方、公明党の大口国会対策委員長は、与党幹部の会合で「偽証罪での告発はあくまでも予算委員会に権限がある」と述べ、自民党単独での動きに苦言を呈した。また首相周辺からも「下手に話を長引かせてほしくない」との声が出るなど対応を巡って政府・与党内に温度差も出ている。

 一方、民進党は、自民党の動きを強く批判している。

 民進党・山井国対委員長「これは一歩間違えば国家によるどう喝、さらに籠池理事長はうそつきであるという一方的なレッテル貼りにつながりかねないと思っております」

 民進党は「籠池氏の証言が真実かを知るためにももう一方の話も聞く必要がある」として、昭恵夫人の証人喚問を改めて求めていく方針。