×

“国政調査権”昭恵氏の証人喚問要求で一致

2017年3月31日 16:17
“国政調査権”昭恵氏の証人喚問要求で一致

 民進、共産など野党4党の国会対策委員長が会談し、森友学園の問題を巡り国政調査権に基づいて安倍首相の昭恵夫人の証人喚問を改めて求めていくことで一致した。

 後半戦に突入した通常国会だが、野党側は森友学園問題を巡る追及を続けていく方針。

 野党4党の国対委員長会談では、国政調査権に基づいて昭恵氏の証人喚問の他、籠池理事長側と昭恵氏側で交わされた手紙やファクスなどすべてのやりとりや、近畿財務局との土地取引の交渉記録などの提出を求めることで一致した。これは自民党が先週、籠池理事長の偽証を立証するため、国政調査権の発動を検討すべきとの考えを示したことを踏まえたもの。

 民進党・山井国対委員長「自民党の議員の方々が国政調査権を使って、この森友問題について真相究明をしたいということを、発言を記者会見されました。私たちも望むところです」「いまだに沈黙を守っておられる昭恵夫人の証言をお聞きしたいと思います」

 これに先だって行われた衆議院予算委員会の理事懇談会で、民進党は「国政調査権を発動するなら昭恵氏の証人喚問などが本筋だ」と主張した。これに対して自民党は国政調査権について、具体的な方針を決めたわけではないと説明すると共に、昭恵氏の証人喚問については「安倍首相が連日答弁している」として拒否した。