内閣支持率急落 政府・与党内に危機感
内閣支持率が39.8%と急落し不支持が上回ったことについて、政府・与党内には危機感が広がっている。
与党内では、加計学園の問題に対する政府の姿勢に国民から不満が示された結果との受け止めがほとんど。与党内では「即、政権崩壊ではないが謙虚に受け止めないとまずい」などと長期政権の「おごり」をいましめる声も上がっている。
自民党・小泉進次郎議員「今全員で共有すべきなのは自民党が野党だったのは、たった5年前まで野党だったんですよね。そのことを忘れちゃいけないと思います」
また、自民党内からは「早めの人事で流れを変えるべきだ」という意見も出ている。早ければ8月下旬にも行われる見通しの内閣改造をめぐり、党内からは知名度の高い小泉進次郎議員の起用などで挽回をはかるべきとの声も上がっており、若手の抜てきに踏み切るかどうかも焦点となる。
一方、野党側は反転攻勢のきっかけにしたい考え。
民進党・蓮舫代表「やはり乱暴な国会運営と説明しない、謝らない、記憶はなくす、都合の良い内閣に対してやはりこれはおかしいという、率直な国民の声だと思います」
ただ、今回の調査でも民進党の支持率は11.0%と、38.5%の自民党の3分の1以下。都議選では自民党と小池知事の地域政党、都民ファーストの間に埋没気味で安倍政権のつまずきを党勢の拡大につなげられるかが課題となる。