テレワーク導入会社に総務相バーチャル訪問
インターネットを使って自宅などオフィス以外の場所で働く「テレワーク」。野田総務相はこの「テレワーク」を導入してインターネット上にバーチャルな職場を作っている会社を総務相自らウェブ上の会議システムを使ってバーチャル訪問した。
野田総務相は30日、総務省の執務室でウェブ会議システムを使ってテレワークの社員11人を抱える「テレワーク・マネージメント」の社員らと意見交換した。
このうち北海道八雲町の社員・吉成健太朗さんは「脊髄性筋萎縮症」という病気で入院しているが、テレワークを利用して企業のホームページを作ったり、障害者を雇おうとする企業にアドバイスを与えている。吉成さんは野田総務相に「病院のスケジュールに縛られなければもっと働ける」とアピールした。
また、北海道当別町在住の寺田郷子さんはテレワークを15年続けていて「勤怠管理システムが発達したおかげで仕事をしていることを証明する必要がなくなった」などと話した。
野田総務相は「私も6歳の息子とテレビ電話で絆を深めている。仕事だけでなく、人生を円滑に進める道具としてテレワークを活用してほしい」と呼び掛けた。