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安倍首相、拉致問題解決に向け対話路線へ

2018年6月18日 17:39
安倍首相、拉致問題解決に向け対話路線へ

安倍首相は18日の国会で、拉致問題をめぐり、北朝鮮の金正恩委員長の「大きな決断が必要となる」と述べ、日朝首脳会談で進展を目指す考えを強調した。

これまで金委員長を厳しく批判してきた安倍首相だが、この日は「指導力がある」と評価するなど、会談実現への期待を強くにじませている。

安倍首相「北朝鮮には知っている全てのことを話し、全ての拉致被害者を一日も早く日本に帰国させてほしいと考えています。これには大きな決断が必要となりますが、金正恩国務委員長には、米朝首脳会談を実践した指導力があります」

安倍首相はまた、「北朝鮮との間で互いに信頼を醸成し、諸問題を解決したい」と述べ、軸足を従来の圧力路線から対話路線へと移していく考えを強調した。

また、日本から北朝鮮への経済支援について「拉致問題の解決なくして、北朝鮮に経済協力を行うことはない」と改めて強調した。