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“カジノ法案”委員会可決 あす成立の方針

2018年7月19日 17:47
“カジノ法案”委員会可決 あす成立の方針

国会ではカジノを含むIR(=統合型リゾート)整備法案が参議院の内閣委員会で可決された。与党側は20日の参議院本会議で成立させる方針。

野党側は審議の足止めを狙って閣僚の不信任決議案などを連発しているが、与党側は事実上の会期末となる20日までに法案を成立させるべく、着々と否決して抵抗を排除している。

野党側は19日、伊達参議院議長の不信任案を提出したが、与党などの反対多数で否決された。今週だけでも野党が提出した不信任案や動議などは実に6本にのぼっていて、自民党内からは「否決されることが前提の時間稼ぎはうんざりだ」との声もあがっている。

ただ、野党側は「安倍政権の強引さを国民に知らせるためだ」として、20日に内閣不信任案も提出する方針。

国民民主党・泉国対委員長「内閣不信任決議案、不誠実な政権の運営が続きましたので我々は間違いなく出すつもりです」

IR整備法案の審議は会期末ぎりぎりまでもつれこむ可能性もあるが、逆の見方もある。というのも、西日本豪雨の被災地が復旧作業に追われる中で、与野党双方からは「会期末恒例の深夜国会をしている場合なのか」との声もあがっている。

災害対応の優先を訴えてきた与野党が、今国会の最後でどのような姿を見せるのか問われることになる。