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南シナ海の海自艦「かが」に密着…中国軍も

2018年9月18日 21:43
南シナ海の海自艦「かが」に密着…中国軍も

中国が海洋進出を強める南シナ海を航海し、訓練を行っている、海上自衛隊・最大の護衛艦「かが」に、初めて日本テレビが同乗を許され、密着取材を行った。寄港地のインドネシアから森鮎子記者が報告する。

◆“異例の公表”「かが」が潜水艦と訓練

護衛艦「かが」の甲板から伝える。今回の密着取材を通じて、南シナ海での自衛隊の訓練や中国が進出を強めている実態を撮影できた。

「かが」のヘリコプターが潜水艦をさがす訓練を行う様子を撮影した映像。こうした訓練をメディアが撮影したのは初めて。この3日後には、「かが」は海上自衛隊の潜水艦と合流し、敵の潜水艦と戦う想定で訓練を行った。潜水艦との訓練を公表するのは異例。

一連の訓練は中国の潜水艦を念頭に置いたものとみられ、中国政府は「慎重な行動を求める」と反発した。

◆南シナ海の実効支配強める中国の実態

また、このほかにも、中国が南シナ海の実効支配を強めている現状を目の当たりにした。南シナ海に入ると、中国軍の艦艇がすぐに接近し、途中、燃料補給もしながら7日間にわたり追跡してきた。このとき、乗組員はみな冷静に対応していた。

実はこのとき、自衛隊が中国軍とやりとりするシーンが初めて撮影できた。

かが通信士「中国艦艇艦番号572へ。本艦の針路は270度、速力は12ノットです、どうぞ」

中国軍艦艇「海上自衛隊の艦艇、艦番号184(かが)へ。こちらは中国軍艦…」

これは、日中が偶発的な衝突を避けるために今年6月から運用を始めた「海空連絡メカニズム」というルールにそったもの。

日本政府は、中国の軍事力を背景にした「海洋進出」は容認できないとしていて、こうした航海や訓練を通じ、引き続き、けん制する方針。