自民党の小泉進次郎議員ら超党派の議員グループは、２５日、高市早苗議院運営委員長に対し、党首討論の夜間開催などをもりこんだ国会改革の提言を手渡した。

小泉氏はこれまで取り組んで来た国会改革の実現に向けて動き始めたわけだが、党内からはその進め方に厳しい声も出ている。

小泉氏らが提言を手渡した高市議運委員長は、今後の衆議院の運営を担う“キーパーソン”。

自民党　小泉進次郎議員「きょうはお忙しいところ…」

自民党　高市議運委員長「私がいま考えているのは、全衆議院議員にタブレットを貸与するという形をとりたいんです」

挨拶をしたとたん、高市委員長に独自の改革案をまくし立てられる一幕もあり、小泉氏は協力して取り組む姿勢を強調した。

自民党　小泉進次郎議員「各党のご理解が必要なので、各党の皆さんでその思いを共有して、議運の委員長の思いを応援したい」

また、２５日は小泉氏が中心となったプロジェクトチームの提言が１つ実現し、党内の会議でタブレットが使われ、ペーパーレスで進められた。

国会議員として実績を積み上げたい小泉氏だが、国会改革をめぐっては、党幹部から「根回しが足りない」「自分で与野党をまとめて実行できるのか」など厳しい見方もある。どう調整を進めるのか、小泉氏の実行力が試されることになる。