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閉会で安倍首相、20年に新憲法施行目指す

2018年12月10日 19:09
閉会で安倍首相、20年に新憲法施行目指す

安倍首相は10日午後、臨時国会が閉会したことを受けて記者会見し、憲法改正について引き続き、2020年に新たな憲法の施行を目指す考えを明らかにした。

安倍首相「憲法改正について、国民的な議論を深めていくために、一石を投じなければならないと思います。2020年、新しい憲法が施行される年にしたいと申したが、今もその気持ちには変わりはありません」

安倍首相はさらに、「憲法改正を最終的に決めるのは国民だ」としたうえで、「それぞれの政党が改正案についてどんな考え方を持っているかを開陳しなければ議論を深めようがない」と述べて、国会での議論の進展に期待感を示した。一方で、具体的な議論のスケジュールについては、「国会次第だ」として、言及を避けた。

また、日産自動車の前会長カルロス・ゴーン容疑者が逮捕された事件に関連し、日産、ルノー、三菱自動車の提携については「安定的な関係の維持が重要だ」と強調した。その上で、「アライアンス(提携)強化に向けた建設的議論が当事者間で行われることを期待している」と述べた。