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岩屋防衛相“空母化”方針の「いずも」視察

2018年12月19日 21:02
岩屋防衛相“空母化”方針の「いずも」視察

岩屋防衛相は19日、事実上の「空母」に改修する方針が示された海上自衛隊の護衛艦「いずも」を視察した。

護衛艦「いずも」は、18日に閣議決定された新たな防衛大綱で、アメリカ軍の最新鋭ステルス戦闘機F35Bを運用できるよう、事実上の「空母」に改修する方針が示されている。

岩屋防衛相は19日の視察で、約190人の隊員を前に「改修した上で、引き続き多機能な護衛艦として多様な任務に従事してもらう」と訓示を行ったほか、「専守防衛の基本方針に変わりがあるわけではない」と強調した。

岩屋防衛相「(「いずも」は改修後も)常時戦闘機を運用するということではなくて、あくまでも多機能な、多用途な護衛艦としてこれからも使っていく。他国にとって脅威になったり、不安を与えたりするようなものにはならない」

一方で、新たな防衛大綱が中国の脅威を強調したことに中国政府が反発していることについては、「中国の活動が活発であることは事実だ」「緊張状態が解消されるように各国とも努力していくことが大切だ」と述べ、沖縄県の尖閣諸島などへの海洋進出を強める中国をけん制した。