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日露次官級協議 首脳会談へ“地ならし”

2019年1月16日 1:22
日露次官級協議 首脳会談へ“地ならし”

北方領土問題を含むロシアとの平和条約交渉で交渉の実務を担う外務省の森外務審議官は15日、モルグロフ外務次官と会談し、来週の首脳会談に向けた事前調整を行った。

日露外相会談を受けて行われた実務担当者同士の会談では、外相会談で議論が白熱した論点について補足説明を行ったほか、来週22日に行われる首脳会談に向け論点を絞り込む作業などが行われた。北方領土における共同経済活動についても話し合ったという。

森外務審議官「先方の考え方について、その背景や詳細について、疑問・質問をぶつけると、そういうやりとりをお互いにいたしまして、相当程度、理解が深まったと感じております」

なお、主権や安全保障などの意見の隔たりについて外務省関係者は「ロシアが厳しい球を投げてくるのは想定内だ」と述べ、今後の調整に自信を示した。