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防衛相が韓国に反論「国際法規で適切飛行」

2019年1月23日 21:33
防衛相が韓国に反論「国際法規で適切飛行」

韓国軍は23日午後、緊急会見を開き、自衛隊機が韓国軍の艦艇に低空での威嚇飛行を行ったと主張した上で、「明確な挑発で、強力に糾弾する」と激しく非難した。これに対して岩屋防衛相は、国際法規にのっとって適切に飛行していたと反論した。

岩屋防衛相「韓国側から指摘を受けたという60m、70mの高度というのは、正確ではないと思います。私ども、ちゃんと記録を取っておりますが、高度150m以上を確保して、従来通り、国際法規や国内法にのっとって適切な運用を行っていた」

さらに岩屋防衛相は、この自衛隊機は鹿児島県の鹿屋基地に所属するP3C哨戒機だったと明らかにした上で、「脅威になるようなことは行っていない」と主張した。

また、今回の韓国側の指摘について防衛省幹部は、「韓国側は、自衛隊の通常の警戒監視活動についても低空飛行と指摘するようになったのではないか」との見方を示している。

こうした中、日韓外相がスイスで会談し、冒頭、河野外相は「日韓関係は非常に厳しい状況にあるが、そのような状況にあるからこそ顔を合わせて会談することに意味がある」と述べた。