GW10連休 金融機関や医療態勢は?
皇位継承にともなって今月末からのゴールデンウイークは10連休となるが、政府は、金融機関や医療態勢などについての対応策をとりまとめた。
この対応策は、政府が自治体や各業界の企業などに、10連休中の対応を確認・通知するなどしてとりまとめたもの。
まず、ライフラインについては、停電・ガス漏れ・漏水などの緊急時には関連業者が通常通り24時間態勢で対応する。
金融機関では、原則全ての金融機関のATMが、10連休中、通常の土日・祝日と同じように稼働する。ATMの現金残高がなくならないように、監視を強化したり現金量を一日あたり3割ほど増やしたりすることで対応する。
医療機関の体制については、各都道府県で、いつどの病院が開いているかなどの情報を厚生労働省のホームページで集約して確認できるようになっている。
また、各都道府県の宿泊施設の予約状況についても、観光庁のホームページで情報を公開している。
空港や駅などではテロ対策を強化するほか、混雑への対応を徹底するという。郵便については、4月27日と5月2日の2日間、普通郵便などの配達が行われる。
家庭ゴミの収集については、全国の99.5%の市区町村が通常と同じか1週間に1回以上実施する予定だという。
一方、連休中も親が働く家庭のために、全国の市区町村のほぼ半数で一時預かり事業の受け入れ拡大がどの程度必要か調査を実施するか、または実施する予定だという。厚生労働省も、各市区町村に対し、保育ニーズを把握するよう求めている。
このほか、通常、月初めに支給する生活保護費については、各自治体で前倒しして支給するなどの対応をとるよう政府から自治体に依頼しているという。
政府は今後も、政府広報オンラインなどに関連する情報へのリンクなどを掲載するので、参照してほしいとしている。