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新元号“最終6候補”出典が全て判明

2019年5月8日 12:55
新元号“最終6候補”出典が全て判明

政府が新元号を決めるにあたり、最終的に絞り込んだ6つの候補の出典が全てわかった。

政府は、新元号を決めるにあたり、各界の有識者や閣僚らに「令和」以外の候補として「英弘」、「久化」、「広至」、「万和」、「万保」を示したことがわかっている。複数の政府関係者への取材で、このうち、「広至」は日本書紀と続日本紀から引用されたことが新たにわかった。

日本の古典から引用されたのは「広至」を含め3つで、新元号の「令和」は万葉集から、と発表されていて「英弘」は古事記から引用されたことが判明していた。

また、中国の古典から引用されたのも3つで、このうち、「久化」は儒教の経典「易経」から、「万和」は古代中国の歴史書「史記」の「五帝本紀」から、「万保」は中国最古の詩集「詩経」からの引用であることもわかった。

政府は、「令和」以外の元号案はその出典も含め、公にしていないが有識者や閣僚に元号案を示した会議の議事録にはそれぞれ出典が記録されているという。

この議事録の公開について政府高官は、「基本的には30年後になる」と話している。