岩屋防衛相は、ことし４月の墜落事故を受けて中止していた航空自衛隊のＦ３５ステルス戦闘機の飛行訓練について、１日から再開することを明らかにした。

岩屋防衛相「墜落事故後、防衛省自衛隊は全てのＦ３５Ａ戦闘機の飛行訓練を中止していましたが、本日以降、飛行訓練を再開することといたしました」

岩屋防衛相はこのように述べた上で、早ければ１日午後２時をめどに飛行訓練を再開すると明らかにした。

防衛省はことし４月の事故はパイロットが平衡感覚を失う「空間識失調」が原因と発表しているが、空間識失調を防ぐための訓練を強化したことなどから飛行訓練を再開させることにしたという。

一方、今回の墜落事故は夜間の飛行訓練中に起きたが、防衛省は当面、夜間の飛行訓練は行わない方針。