岩屋防衛相 有志連合構想「総合的に判断」
岩屋防衛相は、アメリカのエスパー国防長官と会談し、中東・ホルムズ海峡の安全確保に向けた有志連合構想への対応について、様々な角度から検討し、総合的に判断する考えを伝えた。
岩屋防衛相「様々な角度から検討を行いまして、政府全体として、総合的に判断をしてまいりたい。そのような考え方を米国側にもお伝えしたところです」
岩屋防衛相はこのように述べ、ホルムズ海峡の有志連合構想への対応について、アメリカやイランとの関係などを考慮し、総合的に判断する考えをエスパー国防長官に伝えたことを明らかにした。
また、韓国が破棄する可能性を示唆しているGSOMIA(=軍事情報包括保護協定)をめぐっては、GSOMIAも含め、日米韓の連携が極めて重要という認識で一致したという。
さらに、岩屋防衛相は、北朝鮮が6日に発射した飛しょう体について、短距離弾道ミサイルと断定したことを明らかにした。
これに先立ち行われた安倍首相との会談で、エスパー国防長官は、アメリカとの貿易摩擦が激化している中国について、「軍事的行動や、計算した上での略奪的な経済的行動が、国際的なルールを脅かしている」と批判した。