【衆院選】自民党本部から最新情報を伝えてもらいます。

自民党本部の4階にいます。石破首相はインタビューを終え、まもなく自民党総裁室に戻るとみられます。森山幹事長小泉選対委員長らも党本部にいて、今後の対応を協議するとみられます。

今後の焦点は2つ。1つ目は執行部の責任論です。石破首相は選挙の結果は厳しいとしながらも、これまでに辞任する考えはないと明らかにしています。

森山幹事長も今の時点では続投する考えですが、自民党幹部の1人は「この結果で幹事長が辞めない選択肢はない」と話していて、辞任は不可避との声が与党内では高まっています。

2つ目の焦点はどう政権を運営していくかです。

自民党執行部内には3つのシナリオがあります。与党で過半数割れした場合、どう政権を運営していくのか。

まず裏金議員など自民党非公認で当選した議員を追加公認すること。無所属議員などで政策が近い議員と協力をすること。それでも足りなければ野党との連携を模索するとみられます。

ある自民党幹部は「過半数まで足りない数がいくつかが確定しないと次のシナリオは描けない」と話していて開票結果をギリギリまで見守っている状況です。

普段の選挙ならこの時間になると幹部は党本部を後にすることが多いのですが、ある自民党幹部は「きょうは遅くまで残ることになるだろう」と話しています。

石破首相が就任した後「超短期決戦」となった選挙戦でしたが、自民党幹部にとっては今夜は「長い夜」になりそうです。