北朝鮮が弾道ミサイルを発射…SLBMなら去年10月以来
北朝鮮が7日午後、SLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)とみられるミサイルを日本海に向け、発射しました。
岸防衛相によりますと、北朝鮮は7日午後2時6分頃、北朝鮮東岸付近から日本海に向け弾道ミサイル1発を発射しました。
最高高度はおよそ50キロで、およそ600キロ飛翔したとみられ、日本のEEZ(=排他的経済水域)の外に落下したと推定されるということです。これまでのところ、航空機や船舶への被害は確認されていません。
岸防衛相「一連の北朝鮮の行動は我が国、地域および国際社会の平和と安全を脅かすものです。断じて容認できません」
今回のミサイルがSLBMと確認されれば去年10月以来となります。また、北朝鮮によるミサイル発射は巡航ミサイルも含めると今年に入って14回目です。
日本政府は北京の大使館ルートを通じて北朝鮮に抗議しました。
さらに岸防衛相は、北朝鮮が「早ければ今月中にも核実験を実施するための準備が整う可能性がある」との見方を示し「さらなる挑発行動に出る可能性もある。アメリカとも連携し、情報収集や警戒監視に全力を挙げていく」と強調しました。