参議院で論戦 台風15号対応“遅れ”追及
安倍首相の所信表明演説に対する代表質問が、8日から参議院でも始まった。
立憲民主党の長浜参議院議員会長は先月、千葉県などを襲った台風15号への対応が、内閣改造によって遅れたのではないかとただした。
立憲民主党・長浜参院議員会長「新内閣は11日の組閣の対応に忙殺され、全て官僚任せで後手に回っていたと断ぜざるを得ません。内閣改造と災害への対応と、この場面で、どちらが国家にとって重要事であったと判断されているのか」
安倍首相「政府全体で切れ目のない対応を行ってきており、内閣改造により、台風第15号に関する政府の対応が遅れたという指摘は当たりません」
一方で安倍首相は停電の復旧について「見通しより大幅な遅れが生じたことは事実」と認めた上で、被害状況を把握する上での課題などを政府全体で徹底的に検証していくと強調した。
また、安倍首相は、アメリカが参加を呼びかけているホルムズ海峡の安全確保のための有志連合構想について認識を問われたのに対し、「予断をもってお答えすることは控える」と述べるにとどまった。