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憲法改正 首相“自衛隊明記”に改めて意欲

2019年10月11日 21:29
憲法改正 首相“自衛隊明記”に改めて意欲

安倍首相は憲法改正について「私の考え方の基本は9条の改正にある」と述べ、憲法9条への自衛隊の明記に改めて意欲を示した。

衆議院の予算委員会で国民民主党の前原元外相は、第2次安倍政権発足当初、安倍首相は、憲法改正の手続きを定めた96条の改正を最初に行うべきと述べていたにもかかわらず、現在は自民党が96条を含まない4項目のたたき台を示していると指摘した。

その上で、具体的な内容は関係なく、形だけ憲法を改正したいだけではないかと迫った。

国民民主党・前原議員「総理が本当に憲法改正に熱心なのかどうなのかを、私も疑っているんですよ。どんどんどんどん言ってることが変わってるじゃないですか。憲法改正という外形的なものをやられたいということしかないんじゃないですか」

安倍首相「(発議には国会の)3分の2という高いハードルを越えなければいけない。はなから越えられないものを私が述べても、ただただ議論のための議論になっている。現実を見る中において、時にはある程度、臨機応変に対応しながらやっていきたい。でも、私の考え方の基本は、この9条の改正にある」

安倍首相はこのように述べ、憲法9条への自衛隊の明記が憲法改正における考えの基本だと明言した。