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厚労相、新型コロナ感染者“退院条件”示す

2020年2月3日 20:04

加藤厚生労働相は、新型コロナウイルスに感染した患者について、熱が下がったあと、少なくとも4日間に2度、再検査を行い、陰性が確認されれば退院を認める方針を示した。

具体的には、せきなどの症状がおさまった上で、熱が37度5分より下がった状態になり、48時間たったところで検査を行い、さらに48時間をおいて検査を行って、両方とも陰性であれば退院を認める方針だという。加藤厚生労働相は、こうした「条件」を、現在、患者が入院している病院などに速やかに通知してきたいと説明した。

また、感染者を把握するための「疑似症サーベイランス」という制度の対象者を、これまでより拡大する方針を明らかにした。具体的には、肺炎の症状がみられなくても発熱や呼吸器の症状がある人、また、武漢市に限らず、湖北省への渡航歴がある人などを対象とするという。このような人が医療機関を受診した場合、保健所への報告や、検体を採取してのウイルス検査が必要になる。

一方、森法相は、先月20日から23日までに武漢市からの直行便で日本に入国した外国人は少なくとも約1700人、また、先月20日から今月1日までに入国した中国籍の人は約34万1800人だったと明らかにした。

政府は1日から、入国申請日から2週間以内に中国・湖北省に滞在していた外国人や湖北省が発行するパスポートを持つ外国人について、入国を拒否する対応をとっている。菅官房長官は会見で、1日2日の2日間で、8人の外国人の入国を認めなかったことを明らかにした。