日韓外相電話会談“佐渡島の金山”で応酬…林外相「遺憾」
林外相が韓国の鄭義溶外相と電話で会談しました。「佐渡島の金山」を世界文化遺産の候補としてユネスコに推薦したことをめぐり、韓国が抗議したのに対し、林外相は「遺憾だ」と述べました。
電話会談で鄭義溶外相は、「佐渡島の金山」が推薦されたことに深い失望と抗議の意を示しました。
さらに、鄭外相が「過去の歴史に関する謝罪や反省の精神に逆行する動きがある。日本政府がこれに同調したことを憂慮する」と伝えたのに対し、林外相は「韓国側の独自の主張は受け入れられない。遺憾である」と抗議しました。
その上で林外相は、世界文化遺産として認められるよう「冷静かつ丁寧な議論を行っていく。韓国側とも誠実に議論を行っていく」と述べました。
一方で、北朝鮮による相次ぐミサイル発射について、両外相は深刻な懸念を共有し、「引き続き緊密に連携していく」ことを確認しました。