「検察庁法改正案」野党が批判
立憲民主党の枝野代表はツイッター上で抗議が広がっている、検察官の定年を65歳に引き上げる検察庁法改正案をめぐり、与党が審議を進めていることについて新型コロナウイルス対策の「どさくさ紛れ」と厳しく批判しました。
検察庁法改正案には定年を65歳から、さらに最長3年、延長できるようにすることも盛り込まれており、野党側は恣意的な定年延長が行われるのではないかと批判しています。
枝野代表はこうした改正案について与党が審議を進めていることを批判しました。
立憲民主党・枝野代表「検察庁法改正は安倍政権が黒川(東京高検)検事長の定年を違法に延長した脱法的に延長したことを事後的に正当化しようとするものです。どさくさ紛れに火事場泥棒のように決められることじゃありません」
安倍首相「今般の検察庁法の改正部分の趣旨目的はこれ(定年を65歳にする国家公務員法改正案)と同じであり、一つの法案として束ねた上でご審議をいただくことが適切であると」
安倍首相はこのように述べたほか、改正案について今の国会での成立を目指す考えを示しました。
安倍首相は、また、法改正によって恣意的な定年延長が行われるのでは、との指摘は「懸念は全く当たらない」と反論しました。