諮問委員会会長「冬またず再び感染拡大も」
21日の緊急事態宣言の解除の判断を前に、政府の諮問委員会の尾身会長は現状について、感染が急拡大した直前のレベルまで改善しているとの認識を示しました。
諮問委員会・尾身会長「今の感染状況は東京都を例にとって言えば、3月上旬・中旬の感染者が急速に増加する、その直前のレベルまで戻っていると考えております」
一方で尾身会長は、緊急事態宣言が解除されても、「見えない感染が続いていると考えるべきだ」と指摘した上で、「冬の到来を待たず、再び感染の拡大が起こることは十分予測される」と述べました。
また政府の専門家会議の脇田座長は、新型コロナウイルスのワクチン開発について、「年を越えるということにはなろうかと思っている」との見通しを示しました。