×

検事長辞職巡り 野党、首相に辞任求める

2020年5月22日 15:22
検事長辞職巡り 野党、首相に辞任求める

野党側は東京高等検察庁の検事長を辞職した黒川氏をめぐる問題について安倍首相の責任を厳しく追及しました。

野党側は安倍首相に辞任を求めましたが安倍首相は「責任を果たしていく」と述べ、辞任を否定しました。

立国社・会派 小川淳也議員「今回の顛末に至ったその任命責任をどうお取りになるつもりかお聞きします」

安倍首相「法務省検察庁の人事案を最終的に内閣として認めたものであり、その責任については私にあるわけでございまして、ご批判は真摯(しんし)に受けとめたいと考えております」

立国社・会派 小川議員「総理ご自身が引き際を考えられるときを迎えているのではありませんか」

安倍首相「コロナウイルス感染症の拡大を防止をし、国民の健康と命、そして何よりも雇用と事業の継続、そして暮らしを守り抜いていく、大きな責任があるわけであります。この責任を果たしていく」

また野党系会派の小川議員は進退伺いを提出した森法務大臣をなぜ慰留したのか質しました。

これに対し安倍首相は「国民の信頼回復に向け全力で努めてほしいと考えた」と説明しました。

また、黒川氏の処分が軽すぎて適切ではないとの指摘に対しては「検事総長が諸般の事情を考慮し処分を行ったものだ」と述べるにとどめました。