予備費10兆円 野党「違憲の恐れ」と批判
第2次補正予算案の、あらかじめ具体的な使い道が決まっていない予備費10兆円について、野党議員は、「違憲の恐れがある」などと批判しました。
日本維新の会・片山共同代表「予備費っていうのは何にも使途を決めずに、後で決まったら承認する事後承認でしょう。予算っていうのは、事前に国会が決めろっていうのが憲法の大原則なんですよ、そういう意味ではね、違憲の恐れがありますよ、あんまりやると」
麻生財務相「何があってもということを考えると、こういった柔軟な対応させていただくと」
日本維新の会・片山共同代表「それじゃ3次補正をつくればいい、何で予備費のままにするんですか」
安倍首相「何に使ってもいいということでなくて、これも総則で(新型コロナ対策に使うと)お示しをしているということでございまして、スピーディーに対応しなければですね、守れない命もありうると」
また、片山共同代表は、消費税率の引き下げを検討するべきと主張しましたが、麻生財務相は「消費税をコロナによって引き下げる考えはない」と否定しました。
第2次補正予算案は12日、成立する見通しです。