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FNN・産経新聞 世論調査で不正入力

2020年6月19日 14:09
FNN・産経新聞 世論調査で不正入力

フジテレビと産経新聞は合同で行ったあわせて14回の世論調査で、調査業務を委託していた企業が、一部データを不正に入力していたことを明らかにし、放送や記事を取り消しました。

フジテレビと産経新聞によりますと、データの不正入力を行っていたのは委託先の「アダムスコミュニケーション」が業務を再委託していた「日本テレネット」のコールセンターの現場責任者です。

調査は電話による質問に対する回答を集計する形で行われますが、この責任者は2019年5月から2020年5月にかけてあわせて14回にわたり、実際には電話していないにもかかわらず、架空の回答を入力していたということです。

この期間中架空の回答が入力された合計はおよそ2500サンプルで、14回の全てのサンプル数のおよそ17%となります。

フジテレビと産経新聞は不正が行われた調査に関連する放送と記事をすべて取り消すとした上で、「視聴者、読者、関係者のみなさまの信頼を裏切ったことを心よりおわび申し上げます」などとコメントしています。

一方、業務の再委託先の「日本テレネット」は日本テレビの取材に不正入力の事実を認めた上で、詳しい調査結果は改めて公表するとしています。