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“買収原資”追及も「趣旨逸脱」で審議中断

2020年6月24日 12:25
“買収原資”追及も「趣旨逸脱」で審議中断

国会では閉会中の審議が行われています。野党側は河井前法務大臣夫妻が逮捕された事件をめぐり、買収資金の原資について追及しました。

野党議員は自民党本部から案里容疑者の陣営に渡った1億5千万円の使いみちについて追及しましたが、委員長が、委員会の趣旨を逸脱していると注意し、審議は度々ストップしました。

立憲民主党・大串博志議員「税金を原資として違法な資金提供が行われているのではないかと、これに関してどうなんですか事実関係」

西村官房副長官「(総理は)選挙は民主主義の基本でありますから、そこに疑いの目がそそがれることあってはならないと」

立憲民主党・大串博志議員「安倍総理は党本部でのチェックをしているというようなことを答えられましたね」

委員長「具体論に入るのはちょっと委員会の趣旨を逸脱してるというふうに思いますが」

――(政府の)信頼の問題だよ、信頼の問題だよ!

委員長「速記をとめてください」

一方、立憲民主党など野党は、事件について関係者からヒアリングなどを行う、実態解明チームを立ち上げることを決めました。

また、安倍総理大臣が出席する予算委員会の集中審議の開催も改めて求める方針です。