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ミサイル防衛巡る論戦“イージス”断念後初

2020年7月8日 15:46
ミサイル防衛巡る論戦“イージス”断念後初

政府が、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備を断念してから初めて、ミサイル防衛に関する論戦が行われました。

敵から攻撃を受けるより前にその基地を攻撃する「敵基地攻撃能力」について野党議員が、能力を持つことは、憲法に違反する疑いがあるとただしたのに対し、河野防衛大臣は違憲ではないとの認識を示しました。

立憲民主党・篠原豪議員「敵基地攻撃といいながら攻撃が許されるのは、現時点ではそのブースト段階のミサイル本体であって、発射台基地そのものを攻撃することはこれはやはり違憲じゃないか」

河野防衛相「例えば誘導弾などによる攻撃を防御するのにほかの手段がないと認められる限り、誘導弾などの基地をたたくことは憲法上法理的には自衛の範囲に含まれ、可能と考えております」

河野大臣はさらにどの時点で敵が武力攻撃に着手したかについては、「国際情勢や相手側の意図、攻撃手段などによるものであり、個別具体的な状況に即して判断すべき」と答弁しました。

その上で、「発射台基地そのものの攻撃は違憲だとの指摘は当たらない」と述べ、憲法解釈上はミサイル本体だけでなく発射台基地も攻撃可能との認識を示しました。

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