「布マスク」約8千万枚9月中に配布完了へ
菅官房長官は介護施設や保育所などに1人あたり7枚が行きわたるよう配布している布マスクについて、残りのおよそ8000万枚の配布を9月中に完了する見通しを示しました。
布マスクをめぐっては、1世帯あたり2枚の配布については既に完了していますが、介護施設や保育所などの職員や利用者を対象とした、1人あたり7枚の配布は現在も続いています。
菅長官は28日の会見で、これまでに1人あたり3枚分の配布は完了し、残る8000万枚の配布は、9月中に完了する見通しを明らかにしました。
菅官房長官「続配布は有意義であるというふうに考えます。9月中旬までには配布していく」
妊婦向けや介護施設などへの布マスクは、合計1億5000万枚で、調達などにかかった費用は、247億円だということです。
一方、マスク不足が解消されつつある中で布マスクを継続配布することについては、野党などから批判も出ています。また、与党・公明党の山口代表は「政府の布マスク配布が有効かこれまでの経過をよく振り返った上で検討してもらいたい」と指摘しました。