自民党 敵基地攻撃能力“保有”首相に提言
今後のミサイル防衛のあり方などをめぐり、自民党の検討チームは、敵基地攻撃能力を事実上、保有するよう求める提言を安倍首相に提出しました。これを受け安倍首相は「新しい方向性を打ち出し、速やかに実行していく」と述べました。
提言は「相手領域内でも弾道ミサイルなどを阻止する能力の保有」を含め、「抑止力を向上させるための新たな取り組み」を検討するよう求めています。
一方、地上配備型迎撃システム「イージス・アショア」の配備断念を受け、代わりとなる迎撃システムを早急に検討するよう求めています。
安倍首相「今回の提言を受け止め、しっかりと新しい方向性を打ち出し、速やかに実行していく考えであります」
今後、政府は国家安全保障会議で敵基地攻撃能力の保有の是非などを検討し、来月末をメドにイージス・アショアに代わる具体案を絞りこむ方針です。