自民調査会など衆議院・小選挙区「10増10減」法案を了承 異論相次ぐ中
自民党は選挙制度について議論する会議を開き、反対意見が相次いでいた衆議院の小選挙区を「10増10減」する法案を了承しました。
いわゆる「1票の格差」を是正するための衆議院の小選挙区を「10増10減」する法案は、11日、自民党内で議論が始まりましたが、「地方の声を無視した線引きだ」など反対意見が相次ぎ、結論が持ち越されていました。
12日に行われた2日目の議論でも反対意見が多く出されましたが、選挙制度そのもののあり方について党内で議論を継続することで、法案自体は了承されました。逢沢・選挙制度調査会長は「選挙制度のあるべき姿について議論する場を新たに設置したい」と強調しました。
自民党執行部は週内に党内手続きを終える考えで、政府はそれを受け、法案を今の国会に提出し成立させる方針です。