細田議長“10増10減”に反対「地方いじめ」と批判
衆議院の細田博之議長は5日、衆議院の小選挙区の定数を10増10減することについて、「もうちょっと考えたらどうか」と述べ、見直すべきとの考えを示しました。
衆議院の細田議長は5日、都内で開かれた自民党議員の会合で、1票の格差是正のため衆議院の小選挙区の定数を「10増10減」することについて、「地方いじめのような、都会だけ増やすようなことは、もうちょっと考えたらどうか」と述べ、見直すべきとの考えを示しました。
その上で、細田議長は、自民党が夏の参議院選挙の公約に定数削減をやめることを掲げるべきとの考えも明らかにしました。
国会では現在、選挙制度改革に関する協議会の立ち上げに向け与野党の間で調整が行われていますが、細田議長の異例の発言に野党からは早くも反発の声が出ていて、調整は難航も予想されます。