9月の自民党総裁選挙に、高市経済安保担当相が立候補の意向を固めました。陣営幹部は来週にも出馬表明するとの見通しを示しています。国会記者会館から中継です。

前回に続き、2度目の総裁選に挑むことになる高市議員は国会議員の支持獲得に苦戦していましたが、陣営幹部は「20人の推薦人確保のメドがついた」と胸をなで下ろしています。

高市議員は21日夜、支援する議員らおよそ10人と議員宿舎で会合を行いました。この場で参加者に対して、「一緒に戦ってほしい」と支援を呼びかけたということです。会合に参加した山田参議院議員は「推薦人については集まるメドがついた。来週には出馬に関わる決意表明があるのではないか」と話しました。

高市議員は、前回3年前の総裁選では国会議員票を114票獲得しました。しかし、今回は出馬に必要な20人の推薦人集めに苦戦しました。苦戦の理由は、前回支援を受けた安倍元首相のバックアップが今回はないこと。さらには、多くの議員が立候補を目指していることで主な支持層の保守系議員の支持が分散してしまったことなどがあげられます。高市陣営は公約の政策を詰めるとともに、支持の呼びかけを本格化させる方針です。