スーダンの日本人、20人程度退避できず 約100人の対象者
軍と準軍事組織の武力衝突が続くスーダンで、一部の日本人が退避に向け、陸路で首都ハルツームを出発したことがわかりました。
複数の日本政府関係者によりますと、現地に滞在する日本人たちの一部が退避に向け、移動を続けています。日本政府の関係機関の職員など数十人は、国連の職員を退避させる車列に加わるなどし、首都ハルツームを出発したということです。現在はスーダン東部の町を目指しています。
日本政府は、この町から国外に退避させたい考えで、ジブチに待機している自衛隊の輸送機をこの町の空港に派遣することを目指し、調整を本格化させています。
一方で、日本人やその関係者をあわせ、およそ100人の退避対象者のうち、今も退避できずに首都ハルツームなどにとどまっているのは20人程度だということです。