菅政権の発足後初めて、自民党の憲法改正推進本部の役員会が開かれ、年内に具体的な条文をとりまとめる方針を確認しました。

自民党はこれまでに憲法９条に自衛隊を明記することなど、４項目の改正案のたたき台をまとめています。

８日の会合では、党として憲法改正原案を策定するために起草委員会を設置し、年内に具体的な条文のとりまとめを行う方針を確認しました。

また、二階幹事長は憲法改正の手続きを定めた国民投票法改正案の早期成立を目指す考えを示しました。

二階幹事長「国民投票法改正法案、国会に提出されたまま継続審議となっていることはご承知のとおり。憲法審査会において与野党でしっかりと議論を行い前へ進めていく」

会合には、二階幹事長のほか、岸田前政調会長、石破元幹事長など自民党の各派閥のトップが出席し、党全体として憲法改正に取り組む方針を確認しました。