代表質問 立憲民主党は経済対策めぐり厳しく追及へ
国会では、岸田首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が始まります。立憲民主党は、経済対策をめぐり、対決姿勢を強め厳しく追及する方針です。中継です。
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所信表明で「経済」を前面に出した岸田首相に対して立憲民主党の泉代表も経済、中でも所得税減税の矛盾を真っ向から突く考えです。
泉代表は3つのポイントで攻めます。1つ目は、「政策のちぐはぐ感」です。防衛増税などを予定する中、「減税」を訴えるのは矛盾すると追及します。
2つ目は「スピード感」です。所得税減税について「実現は早くても来年の夏以降」で「現在の物価高には対応できない」と批判します。
3つ目は「減税より給付が効果的」と訴えます。泉代表は「減税はバラマキで政治パフォーマンスだ」として「給付の方が、本当に困っている世帯に支援が届く」と主張することにしています。
このほか、いわゆる統一教会の被害者救済に向け「資金隠し」が起きないよう、「教団の財産保全法案」の必要性も訴えます。
論戦を通じ、岸田首相にどこまで詰め寄れるか野党第一党の党首の力も問われることになります。