菅首相 衆院予算委で初の本格論戦
菅首相就任後初の与野党本格論戦となる衆議院予算委員会が2日から始まりました。
午前中は自民党議員の質問です。答弁が不安視される菅首相への質問は最小限に、首相も用意した紙を読み安全運転に徹しています。
自民党・下村政調会長「(自民党内では)来年のゴールデンウイーク、さらにはオリンピックまでGoToキャンペーンを継続をし、社会の活力と経済を下支えすべきであるとの声もあります」
菅首相「今後の感染状況だとか、あるいは経済の回復状況だとか、予算の執行状況、そうしたことを見ながら、まずしっかりと対応していきたい」
また、河野行革担当大臣は縦割り行政の打破に向けて「全省庁による一括採用は1案だと思う」と述べ、今後、検討していく考えを示しました。
一方、日本学術会議の任命拒否問題については下村政調会長は菅首相には質問せず、井上担当大臣と組織のあり方の議論に終始しました。
立憲民主党・枝野代表「学術会議に代表される非常に強権的な姿勢であること、そうしたことを伝わるようにできたらいいなと思っております」
午後は野党議員が質問に立ち、任命拒否問題について菅首相を徹底追及する方針です。