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自衛隊と海保が初の共同実動訓練…住民避難や情報収集で連携強化

2023年6月22日 22:05

自衛隊と海上保安庁は、日本が直接攻撃を受ける「武力攻撃事態」を想定した初めての共同の実動訓練を実施しました。

共同訓練は、有事の際、海上保安庁を防衛大臣の指揮下に置くことなどを定めた「統制要領」の策定がことし4月に行われたことを受けて実施されたものです。

伊豆大島の周辺海域で、海上自衛隊の護衛艦「やまぎり」と海上保安庁の巡視船「さがみ」などが参加し、「武力攻撃事態」が発生した際の情報収集や船舶への情報提供、住民の避難などの訓練が行われました。

共同の実動訓練は、沖縄県・尖閣諸島などへの武力侵攻を念頭に置いていて、先月の机上訓練に続いて行われたものです。

自衛隊と海上保安庁が切れ目のない対応をとれるよう連携を強化する狙いがあります。