菅総理“5人以上の会食” 山口代表が苦言
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、菅総理大臣が14日夜、5人以上で会食していたことについて、公明党の山口代表が苦言を呈しました。
菅総理は14日夜、自民党の二階幹事長ら与党幹部や福岡ソフトバンクホークス会長の王貞治さんを含む5人以上で会食しました。ただ、政府の分科会は「感染リスクが高まる」として5人以上での会食を控えるよう呼びかけています。
公明党の山口代表は15日、菅総理に苦言を呈しました。
公明党・山口代表「総理の日程というのは公表されることになっておりますので、国民に対する一定のメッセージ性というのもあると思いますから、よく配慮しながら今後検討していただきたい」
一方、加藤官房長官は会見で会食の意義を強調し、問題ないとの認識を示しました。
加藤官房長官「一般論として申し上げさせていただくと、さまざまな分野の方々にお会いをし、多様な意見に触れるということは政治家にとっても大変重要なことであります」
加藤長官はこのように述べた上で「総理は感染防止対策の徹底に注意を払っている」と指摘し、会食が5人以上か、また高齢者かどうかで一律に判断するのではなく、会食の目的や感染防止対策なども踏まえて判断することが重要との認識を示しました。