安倍氏“虚偽答弁”野党側、厳しく責任追及
「桜を見る会」をめぐる安倍前首相への質疑が参議院でも行われ、野党側は国会で虚偽答弁を繰り返したとして、安倍前首相の責任を厳しく追及しました。
立憲民主党・福山幹事長「1年間にわたって118回も国家で嘘をつき続け、国民をだまし続けたことの弁明にしては、政治家としての矜持に欠ける。(前)総理はいかがお考えですか」
安倍前首相「これは大変政治的に、極めて重い責任があると自覚をし、真摯に受けとめているところでございます」
福山幹事長「どう責任をとるかなんです。そもそも国民感情からしたら、東京地検が安倍前首相に不起訴処分。公設秘書に略式起訴という処分したことも到底納得できるものではないと思います」
安倍前首相「政治に対する、この私に対する失われた信頼を回復するために、全力尽くしていきたいと考えております」
また、共産党の田村議員は、夕食会費用の補てん分について「安倍氏のポケットマネーから出ているのではないか」と質しました。
これに対し安倍前首相は、「安倍晋三後援会から支出するのが正しい」と述べ、安倍前首相の私的な資金で立て替えた分は後援会から資金を戻す考えを示しました。
質疑終了後、安倍前首相は次のように述べました。
安倍前首相「説明責任を果たすことができたのではないか」「来年の選挙にはですね、出馬をし、国民の信を問いたい」
一方、立憲民主党の福山幹事長は「不誠実そのものでさらに疑惑は深まった」として、年明けの通常国会でも証人喚問を求めるなど、引き続き追及していく考えを示しました。