尾身会長“宣言地域は感染水準まだ高い”
国会では1日、政府分科会の尾身会長が、緊急事態宣言が出されている地域の感染水準はまだ高いとの認識を示しました。
緊急事態宣言の解除や延長について問われた尾身会長は、感染者数や医療体制が今も厳しい状況にあるとの考えを示しました。
尾身会長「短期間に私は感染の減少傾向を見ていると思います。しかし個別にですね地域ごとを見てみますと、実際にはまだ感染の水準が高いということと、それから医療の逼迫(ひっぱく)というのは相変わらず続いているというのが私は今の現状だと思います」
尾身会長は、このように述べた上で、緊急事態宣言の解除のためにはステージ3相当に下がること、医療の負荷が軽減すること、そして、ステージ2に向かっていく見通しがあることが重要だと説明しました。
また、西村担当大臣は現在、都道府県とも連絡をとりながら、感染状況を確認しているとした上で、「近日中に諮問委員会を開いて、専門家の意見を聞いた上で判断したい」と述べました。