首相「ギリギリ」解除か延長か判断急ぐ考え
野党側がいつ解除や延長の判断をするのか質したのに対し菅首相は「もうギリギリに来ている」と述べ、判断を急ぐ考えを明らかにしました。
政府は、期限である7日に宣言を解除したい考えでしたが、ここにきて政府与党内から慎重な意見が出ていて難しい判断を迫られています。
立憲民主党・森参院幹事長「もう、延長するのか、それとも解除するのか、いつ決めるんですか」
菅首相「感染状況だとか、あるいは入院するベッドの病床の緊迫度合い、そして変異株という問題も出てます。専門家の意見を聞いて感染防止をしっかりするために総合的に私自身が判断をさせていただくと、そういうことであります。ただ、そんなに時間はかけられないということも、もうギリギリにきているということも事実だというふうに思います」
政権幹部は「宣言を延長をすれば飲食業界が総崩れになる」として、7日に解除したい考えを示しています。しかし、自民党幹部が3日朝、「延長した方がいい」と話すなど、政府与党内からは延長論も出てきています。
ある政府関係者は、今回の緊急事態宣言が小池都知事らに押される形で発出されたことを念頭に、「結局、今回も延長をせざるを得ない状況に追い込まれるのではないか」と指摘しています。