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3選挙自民全敗 首相「謙虚に受けとめる」

2021年4月26日 12:01
3選挙自民全敗 首相「謙虚に受けとめる」

自民党「全敗」という今回の選挙結果を受け、菅首相は、「国民の審判を謙虚に受けとめる」と述べました。

敗因は「政治と金」の問題に加え、コロナ対策への不満でした。菅首相は「正すべき点は正していきたい」と述べました。

菅首相「国民の皆さんの審判を謙虚に受けとめ、さらに分析をした上で、正すべき点はしっかり正していきたい」

自民党内からは「菅首相で次の衆議院選挙に勝てるのか」との不安の声があがっていますが、有力な「ポスト菅候補」がいないことから、表だった「菅おろし」の動きにはならない見通しです。

しかし、自民党の複数の議員が「これでは早期の解散はできない」と指摘するなど、衆議院解散・総選挙の時期は秋に絞られてきているのが現状で、今後、難しい対応が迫られることになります。

立憲民主党・枝野代表「時代錯誤の金権腐敗政治、もういいかげんにしてほしいと。そして、緊急事態(宣言)などによる我慢を強いられるのかという感染症対策、しっかりと活を入れていけというあらわれだ」

枝野代表は「野党共闘の努力をさらに加速する」と強調しましたが、野党内には「足並みの乱れなど課題も浮き彫りになった」と指摘もあり、今後、衆院選に向けて体制を強化できるかが焦点となります。