今年の春の褒章が発表され、スポーツや芸術などの分野で功績のあった人に贈られる紫綬褒章はグラフィックデザイナーの佐藤卓さんらが受章しました。

佐藤さんは、食料品などのパッケージや展覧会の企画など幅広い分野で手がけた親しみやすいデザインが評価され、紫綬褒章を受章しました。

佐藤さん「デザインの仕事っていうのはですね、多くの人と一緒にする仕事なものですから、一緒に今まで仕事していた方々にも、感謝の気持ちが湧いているって感じ」

また、イタリア料理店のオーナーシェフを務める片岡護さんが特定の技術分野で功績のあった人に贈られる黄綬褒章を受章しました。

片岡さん「日本の料理とイタリアの料理を合体させたような、それでいて新しいイタリア料理をやってきたんですね。僕はそのことに対して（褒章を）いただいたんじゃないかなと」

今回の褒章は、６６６人と１９の団体が受章しました。新型コロナウイルスの感染拡大により、天皇陛下による受章者との面会は中止となっています。